学会の謀略 芸者写真の顛末

 創価学会が仕掛けた「芸者写真」。常軌を逸した日顕猊下誹謗は、学会の写真偽造、単なる記念撮影を芸者遊びと騒ぎまくる狂い様が明らかになった事件である。

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 火をつけたのは、創価学会。昨年十一月四日付けと十八日付けの『創価新報』で、日顕管長が芸者と親しく懇談しているシーンや七人の芸者に取り囲まれて、やにさがる法主の写真をすっぱ抜き、″助兵衛法主″糾弾のキャンペーンを張った。
「見よ、これが日顕の芸者遊びの現場だ」
「芸者との仲睦まじい放蕩」
「遊蕩と邪澄」
「ワシ、もう″成仏″しそう」
「現座がなくても″芸座″があるさ」
(中略)
日顕管長は同年十二月六日、法華講員とのお目通りの席上で、苦し気に弁明した。
「『創価新報』に私が芸者に取り囲まれている写真が大きく掲載されていた。あれは『合成写真』だと皆も言っている。専門家の目から見ても合成らしい。私自身も記憶に全くない。あったら覚えています」

 『創価新報」に張り合うかのようにセンセーショナルな紙面づくりをして創価学会の破邪顕正を使命とする法華講側の『慧妙』は、対抗上、「偽造写真糾弾」キャンペーンを張った。
 「写真はいかにも不自然だ。背景が塗りつぶされてボヤけている。芸者のアゴにはまったく影がないのに、猊下のとこだけには上から撮った影がある。猊下の首から上だけ、別の写真を切り抜いてはめ込んだ、これが″はめ込み合成写真″の典型。専門的写真鑑定でもそう確認された。袴の柄も猊下のものとは違う。これは別人だ」
 「芸者写真」の真慶論争で、宗創両者に決め手が欠けるなか、「慧妙」編集部は、意図的に創価学会側を挑発した。
 「これは明らかに首をすげ替えた合成写真。偽造ではないというなら、撮影した日時と場所を明らかにして反論してみよ!」


挑発を二月二十二日付けの「聖教新聞」が受けた。宗門を離脱した憂宗護法同盟僧侶六人の座致会を掲載し、出席者の一人、埼玉県戸田市の妙慧寺・椎名法昭住職の″衝撃発言″を明らかにしたのである。
 「この際、明確に言いましょう。実はあの芸者写真を撮ったのは、この私です」
 そう明言した椎名住職は、撮影年月日と場所について、さらに詳しくつけ加えた。
 「昭和六十一年の十一月二十二日です。場所は東京の赤坂。相当な料亭です。名前を言えば、政財界で知らない人はいない。″川崎″という超々高級料亭です」
 椎名住職は翌二十三日、東京・渋谷区の創価国際友好会館で開かれた創価学会の第六十三回本部幹部会に出席し、特大のカラー写真を掲げ持って説明した。
 「日顕主催の宴会当日、私は写真係を命じられ、生まれて初めて高級料亭の敷居をまたぎ、料理をゆっくり食べる時間もないほど、たくさんのスナップ写真を撮りました。今しみじみ思います。使命はどこにころがっているかわからない」
(中略)
「創価新報」は勝関をあげんばかりに「椎名住職爆弾証言」を書き立てた。
特大活字による大見出しが、
「日顕仰天 崖っぷち」である。
「いまや大ウソを重ねてきた日顕は奈落の底へ真っ逆さまし
「哀れ希代のウソつき法主も″臨終″が近づいてきた。まだ信じられない僧侶、法華議員よ、日を覚ませ。今回の″特別写真講座″はズバリ、オールカラーだ!」
撮影者が名乗り出て、「ノーカツト・オールカラー」の写真を公開した以上、もはや、「一点の疑惑も見つかるはずがない。
 それもそのはず、写真は正真正銘のものだからである。″首″はすげ替えたものではなかったのだ。日顕の嘘がバレる度に脱講者が増える。日顕宗は真実を前に窮し、嘘の修正をし、一部真実を認めるほかなくなった。法華講員の心に日顕への不信の火が一点たりとも灯れば、日顕宗は瓦解する」
と、それこそ″崖っぶちで立ち往生する日顕管長″を″奈落の底″に突き落としかねないほどに勢いづく。
(中略)
 しかし、椎名爆弾証言を知って、ほくそ笑んだのは、日顕管長と宗門である。
 いつ、どこで撮られた写真であるか、当初は、さっぱり見当がつかなかった。そのため徹底的な反論を手控えぎるを得なかった日顕管長や宗門幹部僧侶たちが「料亭″川崎″の宴会であれば何も疾しいことはない」と愁眉を開いたのである。この宴会は日顕管長と兄弟弟子の関係にある阿部法胤(川崎市の持経寺住職、二年前に死去)、椎名法宣(郡山市の寿海寺住職)両師の「古稀」を祝うもの。日顕管長以下六、七人の幹部僧侶がいずれも大人同伴で招待され、会食を共にした。
(中略)
 撮影者が名乗り出たことで、日顕管長が″崖っぷち′に立たされ、窮地に陥ったと錯覚する創価学会が、調子に乗って勇み足をさらに重ねるのを、じっと待ったのだ。
「夫人同伴の古稀祝いの宴会」である以上、″芸者遊び″とか″遊蕩と邪淫″呼ばわりされることはない。創価学会にとって、謀略の馬脚を露わす、つまりは墓穴を
自ら掘って、おぞましい策謀体質の息の根を止める好機に逆用したいと考えた次第。
(中略)
 写真撮影者の父で、同じ離脱僧の椎名法宣師もまた二月四日、「宴会の主催者は猊下だった」とする手記をまとめ、全国の末寺に配布した。「古稀にあたり、猊下がお祝いして下さるとのことで、夫婦てお招きいただいたものであります。私が猊下を御招待申し上げるなど、とてもできようはずがありませんでしたことする内容。まさしく謀略情報戦争下、紙爆弾の弾雨が飛び交って、どれが真実なのか、部外者にはチンプンカンプンである。

 しかし、満を持した格好の宗間は、時機を見はからったうえで、二月十日、機関紙「大白法」の一部十円の号外を大量に発行して、″芸者写真真贋論争″の止めを刺しにかかった。
(中略)
 「芸者七人に取り囲まれてやにさがる法主」の写真は、実は古稀の祝いの席での単なる記念写真の一部分でしかなかった。
日顕管長を中心に、宗門高僧の椎名日澄能化(京都市の平安寺住職)、松岡慈契(岩倉市の興道寺住職)両師が両隣に床の間を背に坐っているところに七人の芸者衆が並んで記念写真におさまっただけの話。創価学会は意図的に両隣の人物をカットし、日顕管長一人だけの遊興図に仕立てあげた。
 「日顕管長が芸者と親しく懇談するシーン」にしても同じこと。真正写真では日顕管長の右手奥に松岡慈契師、左手前には須賀法重師(横浜市の大歓寺住職)らの姿が写っている。日顕管長は芸者とではなく、これらの宗門僧侶と懇談中であった。日顕管長を除く男性出席者は故意に抹消され、主賓の管長が一人、部屋の片隅に坐って芸者と懇談する不自然なシーンが、こうして作り上げられた。

(中略)


大作氏の大名旅行
 この騒ぎのクライマックスの間、張本人の池田大作氏は、どこで何をしていたか。
毎年一月、二月の厳寒期、避寒のため、東南アジアやハワイに出かけるのを常とするが、今年は五十余日もの長期間、北・南米旅行に出かけた。
「政界が金丸脱税問題で大ゆれというのに、どこ吹く風と常春の国を回り歩いているのですからね。それも女房ばかりか子どもまで一家全員を引き連れて、円高の追い
風をたっぶりと享受しながらの大名旅行。全く結構な身分です。日本に帰ってくるのは、桜前線と共にというのんびりさです」
 「もつとも、そのアメリカのマイアミで、研修会を開いている間などに、ニューヨークやフロリダでは記録的な豪雪、竜巻に見舞われ、百人以上が死亡する大惨事が発生した。名誉会長は、のんびり保養の予定がすっかり狂い、大あわてだったそうです。信仰者としては天罰の悪天候には敏感にならざるを得ず、″やっぱり″という感じて異常気象を受けとめています」
 安月給の身で、生活難に苦しむ本部古参職員が、腹立たしげに告発し、最近の異常なまでの勲章と名誉漁りを嘲笑する。
 「名誉会長はアメリカのほかに南米ではプラジル、アルゼンチン、コロンピア、パラグアイ、チリ、ポリピアの六カ国を訪問した。出かける先々の国で勲章五個を初め、名誉博士号を同じく五つ、ほかにも名誉市民やメダル、褒章、表彰、賓客章等々全部で十八個も貰っては一人悦に入っている。自分に自信が持てず、焦っているので、漁ってもいるのでしょう。質より量の勲章や名誉称号で自らを飾り立てないと、不安で不安でたまらないのではないですか」
(平成5年5月1日号 月刊諸君)




宗門が学会を提訴

日蓮正宗と大石寺は、これらの行為が名誉毀損に当たるとして創価学会を訴えました。東京地裁では宗門側が勝訴しましたが、東京高裁では、原告である日蓮正宗と大石寺自体の名誉は毀損されていないという理由で不当な判決が下され、最高裁も宗門側の上告を受け入れませんでした。

高裁・最高裁も創価学会の違法性を認定
しかし、その東京高裁の判決においても、「本件写真は(中略)阿部日顕一人が酒席で芸者遊びをしているとの実際の状況とは異なった印象を抱かせるのに十分であり、これをもつて客観的な報道ということはできず、修正の限度を超えている」とし、さらにこうした創価学会側の報道について、「正当な言論や論評の域を超え、単に阿部日顕を椰楡し、誹謗、中傷するものとして、違法性を有する」と明確に判断しています。
(宗門発行「創価学会のいうことはこんなに間違っている」)






(「創価学会の邪義迷妄を破す」)







書籍紹介ほか

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◆除名された学会員登場

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