創価学会の大聖人直結指導は誤り
創価学会は信徒時代、日蓮正宗の唯受一人の相伝による正しい信仰を徹底して指導してきました。しかし、破門されるとその指導は都合が悪くなり血脈相承を否定に転じました。(聖教新聞 1979年3月16日)
日蓮大聖人の仏法は、文底深秘の大法であり、その意(こころ)は、相伝によらなければ、絶対に知ることはできないのであります。
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「此(こ)の経は相伝に有らざれば知り難し」(御書三九八ページ)
--- とは「一代聖教大意」の有名な一節であります。日蓮大聖人の仏法は、文底深秘の大法であり、その意(こころ)は、相伝によらなければ、絶対に知ることはできないのであります。 『此の経』とは、一往は、法華経でありますが、再往は、末法の法華経である、日蓮大聖人の下種仏法です。
顕仏未来記( 同五〇八ページ)においても「伝持の人」を強調され、もしその人を得なければ、仏法は死滅してしまうことが説かれております。
天台の仏法が、なにゆえ滅したかといえば、それは像法の仏法であるからでもありますが、すでに天台、伝教の精神すら失ってし声った理由として、大聖人は「当世の学者は血脈相承を習い失う故に」 ( 同五三〇ページ) と仰せられております。 まことに「血脈相承」「相伝」は、仏法の生滅にかかわる根本の重大事なのであります。 しかも、この「血脈相承」は、唯授一人が大原則であります。釈尊は上行菩薩に、天台大師は章安に、伝教大師は義真に、唯授一人の付嘱をしています。
いわんや、日蓮大聖人の仏法は究竟(くきょう)中の究竟の法門です。
したがって、日興上人が、大聖人から直接うかがってしたためられた「産湯相承事」には「聖人の言(いわ)く此の相承は日蓮嫡嫡(ちゃくちゃく)一人の口決(ぐけつ)・唯授一人の秘伝なり」( 同八八〇ページ)とあります。
二箇相承においても、この点は明らかです。
宗祖滅後九十九年に述作された「五人所破抄見聞」( 妙蓮寺日眼記) には「日蓮聖人の御忖嘱弘安五年九月十二日、同十月十三日の御入滅の時の御判形分明なり」とあり、明確に二箇相承を証明しています。
さらに日蓮大聖人から「一瓶の法水を日興に御付属あり」と記され「日興も寂を示し玉( たま)ひ次第に譲り玉ひて当時末代の法主の処(ところ)に帰り集る処の法華経」と述べられています。さらに唯授一人は、仏法の方軌であることを明確にしています。( 富士宗学要集第四巻疏釈部一)
この日蓮大聖人、日興上人以来の信心を間違わないところに、即身成仏のあることを、第九世日有上人も強くご主張なされています。所詮、日蓮正宗は、信心の宗であり、またそれ故に、正信を失った邪義に対しては、一切衆生を 救うべく、その覚醒をうながす「折伏の宗」なのです。
(聖教新聞 1979年3月16日付)
血脈否定に転じた池田名誉会長
大聖人直結・血脈不要発言
「日顕宗の言う『血脈』などは本当にナンセンスな話です。本来、宗教には、『仏と自分』との関係の信仰が重要であって、権威主義の『血脈』などは、信仰的には何の意味もない」(1993.5.5
)
⇒これまで、血脈の重要性を指導してきたのであるから、納得いく説明が必要である。
学会が教えない重要な御指南
日興聖人御指南 「大聖人直結は堕地獄」佐渡の国法華講衆御返事
この法門は、師弟子を糾して仏になり候。師弟子だにも違ひ候へば、おなじ(同)法華を持まいらせて候へども、無間地獄に堕ち候也。(中略) あん(案)のごとく聖人の御のち(後)も、末の弟子ども(共)が、誰は聖人の直の御弟子と申す輩、おほく候。これらの人は大謗法にて候也。