国会喚問

 

 言論出版妨害事件が社会問題化したことにより、会の責任者である池田大作氏への国会喚問の声が沸き立っていた。
 その時、どのような状態であったのか、側近幹部であった原島嵩氏の証言によるとこうであったという。


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 池田氏と共にこの時、箱根研修所にこもり、謝罪講演草案を作った原島嵩・元創価学会教学部長(公明党初代委員長・原島宏治氏の子息)が証言する。
 「私は池田の側にいたのでよくわかっておりますが、あの時、彼は国会喚問を非常に恐れ、怯えていました。自分が白日の下に哂されるのを極端に恐れる人ですからね。池田は、気の小さい人物なのです。あの時、公明党委員長だった竹人義勝を用い、彼を通じて、自民党の幹事長・田中角栄を動かしました。昭和四十四年十月十五日、田中角栄は赤坂の料亭『千代新』に弘達を招き、出版中止の申し入れをしました。しかし、これも功を奏さなかった。四十四年の暮れ、学会では最上部会である総務会が開かれました。副会長になる前の北条浩、当時ナンバー2でしたが、彼から僕ら総務が説明を受けました。北条はこう言いましたよ。
“竹入さんが事実無根と発言する。田中角栄は『つぶやきが聞こえたからお節介を焼いた』
と答えるようになっているんだ”と。最高首脳の間ではここまで話し合われていたんです」
しかし、国会喚問の話が出てから、池田氏の慌てようは滑稽なほどだったという。
 「学会に三人の副会長を置いたのはこの四十五年の一月ですよ。北条、秋谷、森田の三人の副会長を置いて、池田は独裁ではなく民主的にやっていることをアピールしようとしたのです。池田が東京を離れ、本山、箱根にこもるようになるのは年が明けてからです。普通、信仰心のある人というのは、困ったときはお題目を唱えるものですが、池田は箱根研修所とか、本山の雪山坊に逃げていて、勤行ゼロですよ。ただの一度もお題目を唱えなかった。“おまえらでやっとけ”です。風呂上りに熱をはかって、自分が弱っているところを見せて、みんなが私を守らないからこうなるんだと盛んに言ってましたね。北条が喚問されるという噂が出た時には、“北条は大丈夫か。北条まで行ったら俺のところにも来る”と、随分、慌てていました
(「創価学会とは何か」山田直輝著)

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「私は世界に出ていって評価を高めるんですから、日本では何をいわれてもいいんです。証人喚問だってなんともないんです。だって私は、何も悪いことしていないんだから」 平成6年9月14日 記者懇談会


 図は「池田大作創価学会の脱税を糾弾する」から








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