宇宙の根源法は大謗法

学会員は成仏できない!!
 まず、結論を先にいっておきますが、学会の信仰は大聖人の仏法ではないが故に、成仏はできません。
 大聖人仏法を正しく信仰するためには、いくつもの条件がありますが、ここでは、本尊観について述べていきます。
 簡単に説明すると、大聖人の仏法は『人法一箇の大御本尊』によって成立しているが、学会は「法」のみを信仰の対象としている
 学会員のように法に対して勤行・唱題したところで、法は人格でもないので言葉は通じません
 こういった大謗法を重ねているから、組織の身近な人たちがあちこちで、考えられないようなトラブルに遭っているのです。
【御本尊について】 学会の御本尊観はあくまで、「法」ととらえているだけであり、法を顕した物体に過ぎないという解釈です。

「本尊とは法華経の行者の一身の当体なり」
「無作三身の宝号を南無妙法蓮華経と云ふなり」
(御義口伝)
 仏力・法力は、仏様が証得された法をもって自在に顕現できるお力なので、我々のような荒凡夫が法に祈ったことで、自身の中からそのような力も功徳が湧いてくることはありません。つまり、功徳は仏様の力を頂き自身と一体となることなのです。学会の信仰は、例えて言うなら自家発電のようなとらえ方です。池田氏は、昭和の時代から、信力・行力を行ずれは、自身の中から仏力・法力が発揮されると指導してました。これは大間違いです。


宇宙の根源法とは何か?
 池田名誉会長は、仏界を表す言葉として「宇宙の根源法」を指導に多用してきた。しかし、大聖人の教えは、宇宙に焦点をあてたものではない。あくまで学会特有の仏教観である。思うに、池田氏は信仰当初から、本尊観を法則として捉えていたようである。
 では、この宇宙の根源法とは一体何なのか。この疑問を明確に晴らす説明はされていないようだ。
 学会教学では平成26年に大御本尊を信仰から放棄した時点から、完全に信仰が変わりました。
 つまり御本尊に向かってはいるものの、その祈りが宇宙の根源法に通じ、仏界が涌現すると変化しているのです。




大御本尊こそ境智冥合する対境

「つまり、大御本尊を信じて、南無妙法蓮華経と唱えることにより、自己の生命に宇宙大の大生命を顕現していけるのです。信ずるということは、対境に一直線に迫っていくことです。大御本尊という偉大な対境に合一していく生命の姿勢です。この姿勢のなかにこそ胸中の肉団に仏界を涌現することができると、日蓮大聖人は明言されております。」
(『創価学会入門 改訂版』1998年発行)





文証

私たちは日々、勤行・唱題で、大宇宙の究極の法則に合致し、無限の生命力を涌現できる。(2020.2.8付 聖教)

「大宇宙は、瞬時も止まることなく、妙なる音律を奏でながら運行している。その究極の力、法則こそ南無妙法蓮華経なのである。題目をあげ、妙法に生きぬくならば、この大宇宙のリズムに自身の生命が合致していく。宇宙の最極の力と智慧をわが身に顕現することができる」( 『池田大作全集』第99巻)

仏法の信は、本当の自分の確立です。そして、宇宙大の無限の地平が自分自身の生命に開かれていることに気付くことです。
宇宙に対して生命を開き、宇宙に包まれている自分が、宇宙を包み返すのです。大宇宙と交流し、交響するのです。信は、その跳躍のためのジャンプ台です。(法華経の智慧 池田発言)

「大聖人の仏法の真髄である「久遠元初の法」を根本としてこそ、永遠の妙法流布の道が開ける。」(平成5年5月3日「創価学会の日」 池田大作全集 第82巻)



 しかし、大聖人は「宇宙の法則に境智冥合」とは教えていない。学会が作り上げた本尊観なのである。では、いかにこの指導が間違いであるかを、検証していきましょう。


戸田会長は大御本尊と感応と指導

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「われらは、日蓮大聖人様ご図顕の大御本尊様のご威徳、広大なる大聖人様のご慈悲によって、このようなつまらぬ凡身に、仏を感応することができる」(「戸田城聖先生講演集上」)










引用////////////////////////////////////////

「宇宙に遍満する法」は理性報身も欠如、因行果徳具わらず
 要の法華経とは寿量品文底の三大秘法でありまして、その実躰は大聖人の大曼荼羅御本尊にあらせられるのであります。茲に注意すべきは妙法蓮華経は宇宙の真法であって天地間に遍満してをるといふものがありますが、それは理性でありまして報身も欠如してをり因行果徳も具はらないのであります。 (日淳上人全集 上)



 本来宇宙法界に遍満する法は、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の心(我即法界) を離れて存在しないのであるが、池田氏は、もともと本門戒壇の大御本尊の意義について聖教新聞に、

「『本尊』とは根本尊敬の当体である。日蓮大聖人は宇宙の根本法則を一幅の曼荼羅に御図顕なされた。
そのお姿が『御本尊』である。(中略) まことに有り難い万法の当体なのである」

(S 五十六・一・二十八日付 聖教)


と、大御本尊の当体は宇宙の根本法則であるとみなして、大聖人の己心の外であると立てている

 事実、池田氏の宇宙生命の根源のリズムに合わせるという境智冥合が、その誤まりである。つまり、氏は妙法の御本尊を仏の心よりも宇宙の万法を体とした理上の妙法を唱えているのである。
 しかし、妙法は仏の体を離れて存しない。すなわち、大御本尊は即大聖人の御当体にして本仏の仏界の生命を御顕示あそばされている。一方、凡夫である九界は仏界を具すと称しても、理性の妙法である故に、妙法の大御本尊を信受して、九界即仏界・事の一念三千の当体を事上に顕現しなければ、妙法の当体とならず即身成仏できない。
 抑が、寿量文底下種の妙法とは、人法体一だからこそ、事の一念三千なのである。
故に、総本山第六十五世日淳上人が、
「寿量品の指標し玉ふ御本尊が法の御本尊であられるが故に大本尊を離れて法御本尊を立て、大聖人の御正意となす者がありますが( 中略) 人を離れた法はないのでありまして、若しそれを立てれば理の法相に他ならぬのであります。それはまた天台の理の一念三千であります。事の一念三千は事相に於て成り立つのであります。故に人の仏が必ずあらせられるのであります。
(中略)いま事の一念三千と申しますと必らず仏の躰がなくてはなりません。( 中略)それ故報身中の三身を立てるといふことが大事大切になるのであります。久遠本有の妙法蓮華経は大聖人の具有し玉ふところであります。大聖人はその御境界を観心の本尊として建立し玉ふたのであります。くれぐれも此の報身を離れた妙法を以て御本尊と考へてはならないのであります。
 以上申述べましたやうに寿量品に指標し玉ふ御本尊は久遠元初の自受用無作の三身の南無妙法蓮華経の如来でありまして本因妙、下種益、事の一念三千の御当体にましますのであります」
( 淳全八八五頁)

 したがって、与えて云っても池田創価教のいう御本尊根本は大聖人の心外に法を立てる限り、理の一念三千である。奪って云えば外道義そのものである。
日蓮大聖人は『一生成仏抄』に、
「都(すべ)て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず、然れば仏教を習ふといへども心性を観ぜざれば全く生死を離るる事なきなり、若し心外に道を求めて万行万善を修せんは譬えば貧窮の人日夜に隣の財を計へたれども半銭の得分もなきが如し」( 全集三八三頁)
と仰せである。

 故に、大聖人の己心から遊離した妙法では、成仏ができないのである。
その意味で、池田氏が聖教新聞に、日寛上人の『文段集』を引用し、
( 全集三八三頁)
「『我等この本尊を信受し、南無妙法蓮華経と唱え奉れば、我が身即一念三千の本尊、蓮祖聖人なり』( 観心本尊抄文段)われわれほど、御本尊を『信受』している者はない。妙法を自行化他にわたって『唱えて』いる者はない。そして日寛上人は、強信の人の身は、そのまま『一念三千の御本尊』であり、『蓮祖聖人』すなわち日蓮大聖人と顕れると仰せである」
(H 四・二・二九日付)

といっているのは、有名無実であることがわかる。当初より事の一念三千の当体ではない、いわゆる御本尊根本は存在する基盤を失うのである。

(改訂版『池田創価宗を破す手引』平成5年3月発行)





法の解釈が大聖人の教えとはまったく違う創価学会

【人本尊】
 法本尊とは、人即法の本尊を言う。御書中においては「南無妙法蓮華経」、あるいは「妙法蓮華経」、あるいは「題目の五字七字」等をもって表現されているが、根本の法体より言えば、久遠元初自受用報身の証悟された法の全体であり、すなわち事の一念三千、無作本有の南無妙法蓮華経の本尊である。
 事の一念三千とは法本尊の内容で、宇宙法界に遍満する本仏の一念に即する十界互具と十如と三世間を束ねた融妙の理法と活動を言うのである。この三千の法は、普遍性と個別性と自在性を具えて融妙しているが、一切衆生はその自覚もなく、したがってその活用に至らない。宗祖大聖人がただお一人、妙法のお振る舞いの内証をもって、この法を顕示されたのである。いわゆる法の全体性と人の個別性が全く一如して、法に即する人、人に即する法のなかにおいて、人即法をもって法本尊とする。(三大秘法義 日顕上人)



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